

空気をデザインするブランド cado のブランドムービーのための音楽を担当しました。
cadoは、世界最高水準の清浄能力を持つ空気清浄機で知られるブランドです。
本作で共有されたテーマは、洗練された都会的なデザインと、大自然の中で深呼吸するような感覚という、一見すると相反する二つのイメージを、ひとつの音楽として成立させることでした。
楽曲はピアノソロのみで構成しています。
ミニマルに聴こえる一方で、音楽は決して静止せず、
ごく小さな変化を重ねながら、常に流れ続けています。
日本的な美意識や、空気の透明感、呼吸のリズムといったものを、
説明的にならない距離感で音に落とし込むことを追求しました。
結果として、音楽は映像を強く引っ張ることなく、
視覚と一体となって「空気そのもの」を感じさせる層として機能しています。
この楽曲は現在、コンサートでも演奏され、
映像作品を離れても成立する音楽として展開されています。
本件は、プロダクトの性能を直接語るのではなく、
ブランドが大切にしている感覚や空気感を、音楽として翻訳した事例です。
Drifterでは、プロダクト・空間・映像が共有する抽象的な価値を、
最小限の要素で丁寧に音へと置き換える制作を行っています。