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日本の伝統音楽の独自性

2022.01.05 最終更新日:2023.01.05
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日本音楽の独自性について

日本は2,500年以上の古い歴史を持つ国です。

その古代から現代までさまざまな伝統音楽が生み出されてきました。

その音楽の幅はとてもひろく、全体の特徴を一言で言うことはかないません。

この件については今後別の記事で書いていきたいと思っていますが、

ここではその独自性についてすごくおおまかにお伝えします。

 

世界に類を見ない独自の音色

 

・演奏をするときに鳴るノイズを非常に重要なものとしてとらえ、

 積極的に音楽に取り込んでいる。

・調律が440khzであることの方が少ない。定まった調がない音楽も多い。

 など

 

独特なリズム感覚

Bugaku Imperial Court Dance

 

・リズム感覚が独特で、一定のテンポで演奏される場合が少ない。

 なかには序破急といって、はじめから終わりに書けて徐々にずっとテンポがあがりつづけ るものなどがある。ジャストのタイミングで音を出さず、あえてずらしていく表現が少なくありません。

 

日本独自の世界観(禅、わびさび、八百万の神々など)

2.自分の内面の変化

 

・そもそも音楽で表現する対象が禅的なもの、宗教的なもの、侘び寂びなど

 日本独自のものが多い。

 

希少価値の高さ

尺八

・口伝で伝えられる音楽が多いため、演奏できる人口自体がすくない。

・楽譜があったとしてもすべての邦楽がそれぞれ異なる楽譜を使っているため、

 音楽の拡散性、展開も少ない。

 

日本の伝統音楽はこのように西洋音楽とは異なる部分がとても多いため、クラシック音楽のように楽譜や指示で楽器をコントロールすることが非常に難しいです。

 

もしわたしたちにレコーディングなどをオファーしていただいたときには、意図した通りのものをそのままレコーディングするというよりも、想像を超えたものや想像と違う音が出てくることを楽しんでもらうといいかもしれません。

同じ理由から、日本の伝統音楽はパソコンや電子音でも再現できない演奏ばかりです。他にはない音楽が欲しい場合にはぜひチャレンジしてみてください。

 

邦楽器のレコーディング・編曲・作曲についてはこちらを御覧ください。

【まとめ】伝統邦楽・雅楽のレコーディング・作曲 | 2023年版