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【まとめ】伝統邦楽・雅楽のレコーディング・作曲 | 2023年版

2023.01.04 最終更新日:2023.01.13
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【まとめ】伝統邦楽・雅楽のレコーディング・作曲 | 2023年版

 

日本の伝統邦楽はいま、世界中で高い評価を得ています。

ヨーロッパの楽器やコンピューターでは再現できない独特の音楽性と表現力が魅力で、この日本古来の音楽を自分の作品に取り入れたり、映像作品に活用したいという人がたくさんいます。ただ、スコアが使われない、かなり独特なルールがある、楽器によって出ない音がある、などという理由で、伝統邦楽がとっつきづらいというのも事実です。邦楽の演奏者とコミュニケーションをとったり、楽譜を書くのが難しいため、多くの作曲家は自分のプロジェクトを実現できないでいるようです。

このような背景のもと、わたしたちは

  • レコーディング
  • 作曲・音楽制作
  • 編曲

のサービスを提供させていただくことになりました。作曲・制作の各段階に対応し、お客様の特別なご要望にもお応えします。

東京藝術大学在学中から20年以上、様々な音楽の現場に携わってきたことで、このような仕事を引き受けることができるようになりました。

 

邦楽のことなら、どんなことでもお気軽にご相談ください。

 

日本の伝統音楽に海外のクリエイターが注目をしています。

 

日本の伝統的な音楽を理解し使うことはかんたんではありません。

そのため、古典音楽にあこがれつつも、実際に作曲やその他の創作活動に取り入れられる方はなかなかいません。邦楽器のサンプリング音源を使うか、他の楽器で代用をする場合がほとんどです。

 

実際に体験されると分かりますが、録音されたサンプルで演奏される邦楽器と、本物の演奏者による生演奏は、雲泥の差です。その分、伝統邦楽の生演奏の入った音楽は他の音楽とは一線を画したものになります。

 

最近では、ハリウッドドラマやゲームのサウンドトラックなど、海外からの依頼も増えています。(現在、その数は全体の50%ほどになりました)。

 

とくに海外の方は邦楽器の音に対する感覚が鋭いように思います。

コンピュータや他の楽器では「表現できない」「再現できない」サウンドを求めているようです。

 

近い将来、日本の伝統音楽が海外で評価される日も近いと思います。

 

あなたのプロジェクトに邦楽を取り入れましょう。

尺八

 

伝統邦楽のトッププレイヤーたちとのやりとりはおまかせください。

 

邦楽の名手は一般の世界からかけ離れた世界に住んでいるように見えます。

実際には一流のプレイヤーであるほど、人間としても素晴らしい方が多く、接しやすい方が多いというのがわたしの感想なのですが、とはいえ、いきなり直接やりとりをするのはたしかにハードルが高いですよね。

 

そのためにわたしたちは、お客様と伝統邦楽の方との間に立ち、レコーディングや音楽制作がスムーズに進むように調整をいたします。

 

直接ご相談をする機会をセッティングすることも、直接的なコンタクトは弊社にすべておまかせにしていただくことも可能です。

 

遠方のプロジェクトやお客様のスケジュールがタイトな場合、zoomやListenToなどのツールを使って、インターネット経由で打ち合わせからレコーディングまでのすべてを完了させることもよくあります。

 

邦楽に関する知識や経験について

 

伝統邦楽は、いわゆるポップスやクラシックなどとはまったく違うルールで成り立っている音楽です。五線譜を使わない、ピッチが440ではない、リズムの概念がそもそも違う、など、違いをあげればきりがありません。

 

そういったギャップから、お客さんが自分が邦楽器の生演奏をレコーディングしたり、作曲の依頼を諦める方が多いのですが、実際にはそうではありません。

 

一流のプレイヤーたちは、驚くくらい柔軟にお客様の音楽や、オリジナルの楽曲の演奏に対応をしてくれます。また、編曲や作曲のご依頼の場合には私達が問題なく対応をさせていただきます。

 

楽譜を書かないクリエイターさんからのご依頼もよくあります。

そういった場合でもmidiデータで打ち込まれたメロディや鼻歌、イメージをこちらで各楽器用にアレンジをしてレコーディングにのぞむことが可能です。

 

もちろん、各楽器には特性・特徴があるので、できない演奏や出ない音はあります。

その場合には、この部分は演奏ができない、といったことは前もって説明いたしますので、ご安心ください。

 

たしかに三味線なら三味線、尺八なら尺八の勉強をした方がいいのはいいですが、それにはかなりの時間を要しますので、いま邦楽器の音が必要、という場合にはいきなり本番で試してみるのがいいと思います。

 

ちなみに、なんとなく邦楽器がほしいのだけど、どういった楽器を入れたら良いのかわからないというご相談を受けることもあります。そういった場合には音楽の方向性やご予算などを伺った上で、こちらでご提案をさせていただいています。

 

全くの初心者からハリウッドドラマのサントラまで、いろいろと手掛けてきています。

 

邦楽レコーディングにかかる予算について

富嶽三十六景

 

予算が気になる方もいらっしゃると思います。

結論から言うと、見積もりを提案していただくのが一番です。

 

音楽関係はほとんどそうなのですが、演奏の内容、曲の長さ、曲数、レコーディング場所などによって本当にまちまちで、決まった見積もりを事前に提示をすることが、事業の形態上、なかなか難しいものです。

ただ、それですと実際にいくらかかるのかが不安になると思います。

そのため、事前におおまかなお見積を出させていただく方法がベストだとわたしたちは考えています。

もちろん、お見積は無料ですので、一度ご相談だけいただければ、と思います。

 

以下のものを大まかで結構ですのでお伝えいただけましたら、

ざっくりとした予算をお伝えすることが可能です。

(不明な箇所はお伝えいただかなくて結構です。)

 

  • ご依頼内容(作曲・編曲・レコーディング・その他)
  • 曲数と曲の長さ
  • デモ音源・楽譜(すでにある場合のみ)
  • 使用したい楽器(ご提案も可)
  • 演奏人数
  • 音源の使用用途
  • ご希望スケジュール(納品日・レコーディング日)
  • その他

 

ちなみにですが、弊社ではもちろん邦楽以外の作曲やレコーディングもおこなっていますので、

邦楽器+他の楽器の組み合わせのレコーディングや作曲も対応させていただきます。

 

ご連絡はメールかコンタクトページからお願いします。

件名を「邦楽:見積もり希望」などとしていただいて、

上記の内容をお伝えいただけましたら、数日以内にはお答えいたします。

CONTACT

 

 

サウンドサンプル・収録できる音楽のクオリティについて

fukushimaさくらプロジェクト はるか2018 ~戊辰の風 花の雲~ 会津若松篇 / 白河篇

 

演奏者

わたしたちがご紹介するのは日本でもトップレベルの方たちだけです。

これまで雅楽では伶楽舎の中村仁美さん(篳篥)、中村かほるさん(楽琵琶)、中村華子さん(笙)、伊崎善之さん(龍笛)、尺八奏者の黒田鈴尊さん、三味線の田中悠美子さん、胡弓の木場大輔さんなどなど・・本当に素晴らしい演奏者の方たちばかりです

演奏が優れているのはもちろんのこと、音楽の曲想や意味などまで考えて演奏をしてくださる方ばかりです。

 

エンジニア

エンジニアはレコーディングの大事なポイントの一つです。

わたしたちはハラマサトさん、西川文章さんなど、つねに優秀なエンジニアの方々とご一緒しています。

 

 

音のサンプル

中村華子

 

音声のサンプルを幾つかお聴きください。

①雅楽楽器楽琵琶ソロ(スタジオ録音)

②雅楽楽器笙ソロ(お寺での録音)

③雅楽合奏(京都にある池での野外録音)

④尺八(スタジオ録音)

⑤三味線(スタジオ録音)

※これからいろいろと音源や映像を追加していきたいと思います。

 

 

作曲・編曲

日本国内でも邦楽器による作曲をする人はほとんどいませんが、

そんななか、これまでわたしたちは邦楽器のアレンジや作曲を多数行ってまいりました。

 

楽琵琶ソロ 「東京都庭園美術館『ブラジル先住民族の椅子』展」

楽琵琶+笙  東京藝術大学『法隆寺展』

声明     東京藝術大学『法隆寺展』

和太鼓    NHK『はるか』

ねぶた    星野リゾート「青森屋」

 

などなど

 

映像音楽・空間のための音楽

 

これまでわたしたちは邦楽のみをやってきたわけではなく、ほとんどはクラシックやテクノなどといった別の音楽で、映像や空間、プロジェクションマッピングなどのためのいろんな仕事をしてきました。そのため、あらゆるタイプの作曲や音楽制作に関わってまいりましたので、邦楽とその他のフィールドをつなぐ橋渡しがスムーズにすることができます。

 

過去の実績例はこちらを御覧ください。

https://drftr.co.jp/music-record/

 

レコーディングや作曲にかかる手間について

 

初めて邦楽をプロジェクトに取り入れたいと思ったときに、すごく手間がかかりそうだと思われるかもしれません。ただ、わたしたちにおまかせいただければ、想像以上に手間がかかりません。

 

[レコーディング]

 

1.お客様が書いた五線譜がすでにある場合

 

わたしたちの方で演奏可能かどうかを確認、

打ち合わせの必要があれば打ち合わせを行い、

問題がなければ、レコーディングに進みます。

 

2.楽譜はなくmidiデータや鼻歌程度のメロディがある場合

 

私達の方で、midiデータやメロディを楽譜に起こさせていただきます。

そちらを両者で確認後、問題がなければレコーディングに進みます。

 

[編曲]

 

1.曲のトラックがすでにあり、そのうえに邦楽器の音を載せたい

   ただ、邦楽パートが思いつかないので書いてほしい

2.別の楽器のための曲を邦楽器用にアレンジしたい

 

いずれも私達の方でアレンジを作成してお送りします。

そちらを確認後、問題がなければ、レコーディングに進みます。

演奏者に即興的に演奏を重ねていただくこともあります。

 

[作曲]

 

1.映像作品に邦楽器による曲をいれたい。オリジナル曲を作って欲しい。

 

こちらは通常の作曲業務になりますので、

お客様とどういった音楽が必要なのかを打ち合わせさせていただき、

こちらで作曲、デモ音源の確認などを経て、レコーディングにのぞみます。

 

いずれにせよ、邦楽器でなにかを行う、という点において、

お客様の方でなにか特別におこなっていただくことはあまりないように思います。

都度の確認と、方向性を教えていただければ、基本的にはこちらですすめさせていただきます。

 

もちろん、御自身で作曲・編曲をされていく場合にはも全面的にフォローをさせていただきます。

 

打ち合わせ・レコーディングなどすべてはネット経由で行えます。

もちろん、ネット経由で直接アレンジャーや演奏者とコンタクトを取ることも可能です。

 

最終的にはpro toolsなどで整理されたデータをお渡ししますので、

届いたその時から邦楽器の音を御自身のプロジェクトに反映していただくことができます。

 

スケジュールについて(あるレコーディングの一例)

 

レコーディング、編曲、作曲、どれも進め方は似たものになりますので、

ここでは仮にレコーディング+編曲の場合を想定して書きます。

 

レコーディングの進め方の一例

[すべてネットでのやり取りで完結させる場合]

 

1.まずはメールで連絡をください。

 

あなたがやりたいことをわたしたちに教えて下さい。

もうこちらに頼みたいことが決まっていたら、それを教えて下さい。

映画の音楽なのか、オリジナルソングなのか、どういった目的なのかも

教えてもらえるとよりスムーズにお話が進められると思います。

 

2.事前準備-提案と見積もり

 

ご希望の内容に対して、わたしたちが提案をいたします。

(誰がアレンジをするのか、楽器は何にするか、演奏者は何人、何曲録音するか、場所はどういったところがいい、、など。)

 

方向性が定まってきたら見積書を送りますので、そこで予算の確認をします。

 

そして、事前に見積の半額のご入金をお願いいたします。

 

その確認が取れましたら、3の手順に進みます。

 

3.事前準備2 - もろもろの手配、アレンジ、作曲

 

演奏者・レコーディングエンジニア・録音スタジオなどの手配

(これらは弊社ですべて行います)

 

スケジュール調整

(zoomなどでのネットレコーディング希望の場合には

 あなたと弊社、そして演奏者たちのスケジュールを調整します)

 

アレンジや作曲

(弊社が担当をする場合)

 

場合によっては事前に演奏者とあなたとで打ち合わせをすることも可能です。

 

4.レコーディング当日

 

zoomなどをつなぎ、あなたとコンタクトを取りつつ、

会場に来た演奏者とレコーディングを進めて行きます。

 

レコーディングはわたしたちにおまかせいただき、

完成データだけをお送りするのでも、もちろんOKです。

 

5.編集

 

録音が終わったら、基本的にはProTools / Ableton Live / Cubaseなどあなたが希望するDAWソフトで編集をしてそのデータを完成させます。

 

6.データのお送り

 

5で完成したデータをネット経由でお送りします。

 

日本の伝統音楽を使うメリット

 

  • 他の音楽家やクリエイターが使えない音や音楽で、独自の世界観を作り上げられる。
  • コンピュータで再現が不可能な音をすぐに手に入れられる。
  • 禅や侘び寂び、八百万の神々といった日本独自の文化をクリエイティブに活かせる
  • 日本の伝統音楽にインスパイアされ、自分の音楽のあり方が変わる。

 

 

日本音楽の独自性についてはこちらの記事にまとめています。

日本の伝統音楽の独自性

 

これまでの実績

 

わたし(弊社代表石田)は東京藝術大学大学院音楽学部出身。

作曲歴20年以上で、年間に200曲以上を制作・納品しています。

 

ただ、もともと音楽をやっていたわけではなく、

音楽を始めたのは20歳を過ぎてからです。

普通の大学を出た後、二度目の大学として東京藝術大学に入学し、

そこでクラシックはもちろん、邦楽や民族音楽学を学びました。

ですので、生粋の音楽家というわけではなく、一般的な感覚も持ちつつ日々音楽をしています。

 

これまでは映像や美術館、プラネタリウム、プロジェクションマッピングなどの仕事を数え切れないくらい担当し、経験をしてきました。

 

最近になり、雅楽を始めとした邦楽の仕事をする機会が急に増え始めたのですが、

その結果、邦楽演奏者とそのほかの世界をつなぐ人があまりいないことに気づき、このサービスを思いついた次第です。

 

みなさまのお役にたてましたら幸いです。

 

日本の音楽は日本にしかありません。

 

 

当然ですが日本の音楽は日本にしかありません。

さらに、その日本の中でも邦楽を演奏する人の数は本当に少ないものです。

またその上でトッププレイヤーとなるとほんの一握り。

そういった方たちと一緒に音楽を作る機会は、めったにありません。

素晴らしい音をあなたのプロジェクトに取り入れることになりますし、

貴重な体験にもなると思います。ぜひ、この機会をご利用ください。

 

ご一緒いたしましょう!

 

コンタクトページ、またはメールでのご連絡をお待ちしております。

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