2022年11月27日-12月11日
栃木県那須塩原市黒磯の美容室『salonChiune』にて『雅楽展』を開催しました。
雅楽をはじめとした音楽はコンサートや録音物のかたちで伝えようとすることが多いと思います。
ただ、この2年間、雅楽と関わることで気づいたことがあります。
それは、音だけを楽しむことも有意義ですが、それにプラスして雅楽に関する物品、文章、会話などで伝わることも大事だということでした。
もちろん、わたしたちは雅楽の専門家ではありません。
ですが、あえて今回は専門の方のご指示を仰がず、自分たちの言葉で、自分たちが感じる雅楽について展示をすることにしました。
そして、お越しになったお客さんと、できるかぎり直接お話をしました。
今回は雅楽に関する情報を正確に伝える場ではなく、自分が考えていること、感じていることをストレートに伝えようと考えました。
わたしたちが雅楽に対して感じていること、そのこと自体は誤りではないからです。
結果、こちらがただ情報を伝える、ということに終始した展示ではなく、お越しになったお客さんがご自身の生き方や、社会への関わり方を真摯にお話くださるときがたくさんありました。
これが展覧会としての正しい形なのかはよくわからないのですが(わたしたち初の展覧会でした)
わたしたちと、お客さんとの間で小さな流れや渦が生まれたように感じています。
それは良いことだったのではないかと思っています。
私達が在廊をしていた日の記録です。
当日会場で配布した挨拶文をこちらに掲載いたしました。
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設営時の風景です。