Drifter Inc.は音楽と美術、この2つの大きな柱で構成されています。
美術部門の中にはイラスト課があり、絵を描いてクライアントの方に納品をしています。
実はいま、このイラスト課-大事な部門の一つなのですが-をなくそうかと考えています。
とはいっても、この仕事をしなくなるという意味ではありません。
名称と役割を変えて、さらに広く、多様性のある"アート"の領域に位置づけする必要があると考えているのです。
近年、イラストレーターという職種があまりに増えすぎました。
市場価値がいっきに減少し、単価が低い仕事が目立つようになりました。
需要と供給のバランスが崩壊し、 ”イラストレーター"という職名を名乗っただけで報酬が下がるのでは?と思うレベルです。
そこで、わたしたちは2つの新たな進路を考えています。
一つ目は、アーティスティックな手仕事の領域を広げ、芸術作品の創造により深く携わることです。
コンピュータでは再現できないもの、ランダム性や一回性を追求することになるかもしれません。
二つ目は、イラストレーターの仕事にAIの技術をどんどんと取り入れることで、イラストの仕事を展開し、映像制作やアニメーションなど、より高価格で需要がある業界へ進出すること。 この2つの道に進んでいこうと考えています。
イラストレーター、というのをやめて、この2つの方向を追求すること。
そうすることで、わたしたちの仕事の価値を再定義し、市場での競争力を高め、いい作品を作る環境を整えたいと考えています。