この記事ではクリエイターやディレクターの方が、会ったことのない作曲家や音楽制作会社に仕事を依頼するときに起きうる問題と、その解決策について説明をします。
結論から言うと、大事なのは事前のリサーチと見積もりの依頼、
そして、その見積もり依頼の際の相手からのメールや電話で雰囲気を掴み取ること。
この3点がポイントです。
最も大事なのは、その人や会社が、一緒にものを作って楽しそうかどうかを見極めることです。
また、映像や音楽を作るときに一番大事なのは楽しく作ることです。
楽しくものが作れているときにできあがったものは完成度も高くなり、また充実した人生にも直結します。
不安やトラブルを100%回避することは不可能ですが、
ちょっとした工夫で嫌な目に合うことを避けることができ、結果的に満足ができるオファーとなる可能性がぐっと高まります。
わたしは東京藝術大学音楽学部在学中から作曲家として活動をはじめ、20年以上に渡って映画・プラネタリウム・プロジェクションマッピング・美術館・広告などなどあらゆる媒体で作曲や音楽監督の仕事をしてきました。
そういった経験から、どういう風に音楽制作を依頼すればいいか、どういう作曲家が信頼できるか、一緒に楽しく仕事ができるのか、といったことが少しはわかっているつもりです。ぜひ参考にしてみてください。
文中には弊社のアピールも入っていますが、正直な話、弊社の音楽制作にはもちろん、得意不得意があります。
というか、一般的な音楽制作会社よりもかなり癖が強いと思います。
以下の内容を読んで、もしわたしたちに興味を持っていただければ嬉しいですが、そうでなくても、今回の記事自体がみなさまのお役に立てることを望んでいます。
【作曲依頼に音楽の知識やコネは必要ありません。】
音楽の知識があれば、どういった音楽を作りたいということを伝えやすいので便利ではあります。しかし、知識がまったくない場合でもまったく問題はありません。
「音楽のジャンルはわからないけど、楽しいパーティみたいな雰囲気にしたい」
「なんとなく弦楽器のイメージがある」
「和風だけど、ベタじゃない感じ」
みたいな曖昧なオファーでもぜんぜん大丈夫です。
自分の映像作品で伝えたいことを哲学的に言葉で説明をして、実際に映像につける音楽表現は弊社に完全にお任せ、ということもよくあります。
逆に楽器の指定から音楽の長さまでガチガチに細かく指定する方もいらっしゃいます。
つまりは、どういう形でもぜんぜん大丈夫です。
良い作家や制作会社であれば、あなたと一緒にどういった音楽が良いかをかならず考えてくれます。
そして、いろいろと提案をしてくれるはずです。
どんなオファーの仕方でもきちんとコミュニケーションを取れますので、心配はありません。
ちなみにわたし自身、毎年約200曲以上を納品しているため、数多くのクライアントの方とやり取りをしていますが、「音楽の知識がある」と思っているクライアントの方は全体の5%もいません。
「どういった音楽を作れば良いのかもわからないので一緒に考えてほしい」というところからスタートをする場合がほとんどです。
また、音楽家とのコネクションについて。
【音楽家・音楽関係者とのコネもまったく必要ありません。】
ほとんどの音楽家は会ったこともない人からのオファーを歓迎するものです。
よほど有名な音楽家でもない限りは、未知の人からの依頼を嬉しく思うものです。
ですので、ぜんぜん知らない音楽家や制作会社にもどんどん作曲依頼の連絡を出してみてOKです。
シンプルにメールやSNSで連絡をしてみてください。
一番気になることは予算です。
とくにこれまで音楽を発注したことない人にとっては想像をすることも難しいですよね。
【音楽制作にかかる予算は本当にピンきり】
クラウドソーシングサイトで「一曲10,000円で作ります」という人もいれば
1曲で数百万円かかる有名作曲家もいます。
これだけ予算にばらつきがある理由としては
ということが挙げられます。
「10,000円で作曲する」場合は間違いなく、ほとんどコンピュータだけで音楽を作っています。
あったとしても作曲者本人が演奏できる楽器をレコーディングする、までが限界になります。
そして、制作にかけられる日数は長くても1日が限界でしょう。
その一方、わたしが普段使っているスタジオの使用料は1時間で10,000〜15,000円くらいが相場です。
ここにエンジニア料金や演奏者へのギャランティ、譜面作成、ミキシング代を入れるとしたら、
1曲で10,000円で音楽を作ることは不可能だということがおわかりいただけると思います。
逆にコンピュータやAIを使って一筆書きのように、ササッと作れる曲であれば、10,000円でもなにかは作れるかもしれません。
そして、格安で作曲をする人の中には、「とにかく実績を積み上げたい」「音楽制作の修行をしたい」ということで割り切って安く受けている可能性もあります。
結論として、音楽制作の予算には相場というものが本当にありません。
そこで提案したいのが、
【深く考えず、とにかく見積もり依頼を出してみる】
ということです。
すでに予算が決まっている場合には、
【予算内でなにができるのかを聞いてみる】
のもいい方法です。
本記事の最後にメールの実例を記しています。
そちらを参考にして、見積もりを出してもらうのがベストです。
きちんとした作曲家や音楽制作会社なら、きちんと見積もりを出してくれます。
そこで提示された金額が、もし払えない額であれば、断りの連絡を入れるか、
安く制作をする方法がないかを質問します。
それでも結果的にダメであれば、次の候補の人に連絡をしてみましょう。
音楽制作はモノの販売とは違って、最初に値段が見えていないから、すごく注文がしづらいですよね。
なので、先に値段を知って、そこから判断をすればいいんです。
つまりは普通の買い物と同じ状態にすればいいだけの話です。
あったこともない人と一緒に仕事をすることは不安の要因になります。
ただ、出会えた人がすごく素敵な人だった場合には、
一緒に仕事をすることがこの上なく楽しいものになります。
依頼をするときに、「もし嫌な人にあたったらどうしよう」
と考えてしまうのは自然なことです。
そのためには
【完全にオファーをするまえに、見積もり依頼や進め方に関する質問をする】
これが大事です。
見積もりは予算の確認にも大事ですが、じつはもう一つ大事なポイントがあります。
見積もり依頼に対する作曲家や制作会社からのメールの文面が、送りての人間性を表す材料になります。
これまでの経験上、断言できます。
初回のメールから良い雰囲気のメールを書く人は、仕事をしてもやはり良い人で、最後まで気持ちよく仕事ができる可能性が非常に高いです。
なかには文面はそっけなく、ちょっと感じが悪いくらいの文体だけど、実際には良い人だった!ということももちろんあります。
ありますが、文体=人間性ということが多いように感じます。
文面がいい感じだったのに、実際には嫌な人だった、なんてことはこれまであった試しがないです。
楽しく仕事をするためにも、オファーする際の大事なポイントとして覚えておいてください。
さらにもう一点、作曲の前に、事前の打ち合わせに対応をしてもらえるかどうかも確認しましょう。
不安があれば、デモ音源を作ってもらえるのか、といったことも最初のメールで聞いてください。
予算、人間性、事務的なことなど、きちんと確認してから正式にオファーをするようにしてください。
直感は、正しいときが多いです。
サウンドトラックの制作などはものすごい強行突破のスケジュールになることもしばしばあります。
明日までに3曲あげる、なんてことも現実にあります。
しかし、これは基本的には避けてください。
理由は、作曲家が大変すぎるのと、単純に音楽の質が下がるからです。
誰にとってもいい面はありません。
それではだいたいどのくらいの余裕をもってオファーをするのがいいでしょうか。
【最低でも2週間、できれば一ヶ月前。
サントラなどたくさん作るときには2ヶ月くらい前のオファーが理想的です。】
人気作曲家は一年以上先まで埋まってるケースもありますので、一概には言えませんが、1ヶ月以上先の納品で1曲程度のオファーなら、スケジュール的に断られるケースは低くなると思います。
ただ、ゲーム音楽や映画のサントラなど、一気にたくさんの音楽を作る場合には2ヶ月くらい前には連絡をしたいところです。
生演奏を使いたい場合には、作曲者だけではなく演奏者のスケジュールも関係してきます。
作曲者は一番いい演奏者を使いたいものですが、人気のある演奏者=うまい演奏者は、先々まで予定が埋まっているものです。
なので、できるだけ早い段階でオファーをするようにしましょう。
【2週間後の納品で1曲依頼をした場合】
初日
演奏者とスタジオ、エンジニアを予約
5日目
最初のデモ完成→依頼者に送り、確認
8日目
依頼者からの修正を受けて楽譜を修正
10日目
楽譜を演奏者に送付、演奏者は楽譜をみてレコーディングのために練習開始
12日目
レコーディング当日。
できれば依頼者さんも同席していただき、その場で方向を確認しつつレコーディング
13日目
音源のミックス
14日目
予備日 問題なければ納品
ギリギリですよね・・
ほかの仕事も平行しつつなので、2週間だとけっこうギリギリになります。
もちろん、生演奏無しでPCのみでの制作だったら1週間くらいでも対応出来る場合もありますが、
基本的にはこれ以上ギリギリでの連絡は避けた方がいいでしょう。
オファーはできたものの、思っていたような曲が上がってこない。
不満足な出来の音楽が納品されて終わってしまった。
ということもあり得る話です。
100%この不安を回避することはできませんが、
以下のことに気をつけるだけで失敗する可能性は低くなります。
1.過去の実績があるかを確認。
作曲家の言う売り文句や、ウェブサイトのデザインの良さだけに引っ張られず、冷静に過去の実績を見てみる必要があります。
良い音楽を作り、きちんと仕事をしていたら、実績は必ず積み上がっているはずです。
オファーの前に相手の過去の実績を確認しましょう。
過去の実績が無い、または弱い場合には、注意が必要です。
ちなみに弊社の実績はこちらに一覧があります。
たとえばこちらをみると、過去の実績の数や質は十分で、
傾向としては美術館や映像、広告関係の仕事をたくさんやっている会社であることがわかると思います。
2.過去音源を確認し、得意不得意を見極める。
過去の音源はきちんと確認してください。
※音源を公開していない人へのオファーをするのは避けてください!
音源によって
などを確認します。
弊社もそうですが、いろいろなタイプの音楽を作る作家・会社はもちろんあります。
ありますが、それでも傾向・得意不得意は必ずあるものです。
たとえば、弊社の場合、以下のように得意な音楽の方向性や、苦手なことなどを事前にお知らせをすることで、お客様とわたしたち双方にとって無駄がないようにしています。
3.見積作成時や打ち合わせの雰囲気
たとえ音楽を作る実力があっても、本気で作ってくれなかったり、スケジュールを守らなかったりする作曲家もなかにはいます。
こういったことを避けるためにも、繰り返しになりますが、事前の見積もり依頼時の対応や、事前の打ち合わせなどで雰囲気を読み取ることをおすすめします。
場合によっては半年やそれ以上にわたって一緒に制作をすることになる場合もあります。
その間に気持ちよく仕事ができるためにも作曲家の人格は重視すべきだとわたしは考えています。
作曲家や制作会社へのオファーの仕方はおおまかには3通りあります。
①クラウドソーシング
クラウドソーシングにはおどろくくらい安い値段で作曲をしてくれる方がたくさんいます。
なかには実績を積むためにお金を気にせず制作をしている人もいるのだと思います。
過去にクラウドソーシング会社の「ランサーズ」で効果音制作を依頼したことがあるのですが、すごく丁寧に対応をしていただきました。
ひとまず登録だけはしておいて、いろいろと作曲家の方に打診をしてみるのもいい方法だと思います。
②作曲家に直接連絡
もし、すでに気になる作曲家がいる場合には、普通に連絡をしてしまうのが良いです。
仕事の内容が面白く、かつ、予算もある程度は用意ができている場合には、成約をする可能性も十分にあります。返信がなかったり、断られた場合には次の人にあたればいいだけですので、気にすることはありません。
気になる人がいなくて、それを探すためにはYoutubeでいろいろと検索をしていいなと思った人のコメント欄やサイトなどから連絡をするといいと思います。
積極的に仕事を受けていこうと考えている作曲家さんでしたら、必ずメールアドレスやSNSなど、コンタクトが取りやすいようにしているはずです。
③制作会社
広告音楽やテレビの劇伴に特化した制作会社もたくさんあります。
予算は基本的には①②よりも高くなる場合が多いですが、過去の実績やコネクションが強く、失敗で終わる可能性が低いと思います。
ちなみに弊社の場合は②と③の間くらいの感じになると思います。
作曲・演奏・レコーディング・ミキシングまですべてクライアントさんと個別に相談をしつつ丁寧に進めます。
そして希望があれば、クライアントの方にも極力レコーディングなどに立ち会っていただき、その場で一緒に制作を進めることも多いです。
また、他社にはあまりない特徴として雅楽を始めとした日本の伝統音楽を使った作曲などもしているのと、最近は海外の作家たちとの共同制作の機会も増えてきました。
クオリティの高い音楽や、他にはない音楽(そしてアイデア)が必要、というときにぜひお声がけください。
といいつつ、もちろん弊社はまったく万能ではありません。ボカロを使って打ち込みだけで制作をする、などというスタイルの音楽であったり、
数日後に納品をしなくてはならない急な案件などは正直なところ、すごく苦手です。
ここでは音楽制作のオファーをしてから納品までのよくある進行について書いてみたいと思います。
これはあくまでも一例ですが、大体の場合にはこのような感じで進んでいくことが多いです。
①見積り依頼・打診
メールで見積もり依頼
↓
弊社宛てに作曲依頼・見積もり依頼が届きます。
↓
内容を確認、おおまかな予算を見積もり、返信をします。
↓
その額でOKとなれば次に進みます。
※基本的には、事前に半額を前金でご入金いただいてから次項に着手をいたします。
②打ち合わせ
zoom・または直接お会いしての打ち合わせ
映画などの映像作品であれば、その作品についてのお話を伺いつつ、
どういった音楽が必要なのかを詳しくヒアリングします。
③デモ音源の制作
いきなり本番の作曲をする前に、事前にデモ音源を制作することが多いです。
コンピュータで作った音源で雰囲気や曲の長さ、歌詞などを確認していただきます。
予算や状況によっては、既存の音楽を参考にしつつ、イメージを探ることもあれば、
お互いの趣味嗜好を知るために、雑談をすることもあります。
↓
デモ音源にOKをいただけたら、本番の作曲に入ります。
④作曲・随時音源の確認
弊社では基本的には生演奏のレコーディングで音楽を作ることが多いので、
五線譜で作曲をしつつ、試聴用の音源はコンピュータで作っていきます。
↓
随時クライアントさんには進んでいる音源を確認していただきます。
↓
作曲が完成、最終的な音源もOKとなったら、次はレコーディングです。
⑤レコーディング
レコーディングはほとんどの場合、東京で行います。
たとえば弦楽四重奏の曲であれば、
ヴァイオリン2名、ヴィオラ1名、チェロ1名にスタジオに集まってもらって
エンジニアと一緒にレコーディングを進めていきます。
ちなみに弊社ではエンジニアがすごく重要だと考えていますため、
一流のエンジニアにいつも依頼をしています。
一流のエンジニアはレコーディング技術だけではなく、
場の空気を決して悪くしないので、本当にありがたい存在です。
このレコーディングにはご希望があれば、クライアントの方にもご参加いただいています。
(もちろん、弊社におまかせでもぜんぜんOKです)
レコーディングはいわばこれまで作ってきた音楽に命が吹き込まれる瞬間です。
そして、生演奏に勝る良い音はないので、それを共同制作者であるクライアントの方にはぜひ味わってほしいと考えているためです。レコーディングは基本的には待ち時間がほとんどで退屈な時間も多いので、強くは言えないのですが、、来てもらえるとすごく楽しいと思います。
⑥ミキシング
レコーディングが終わると次はミキシングという工程があります。
各楽器の音を細かく調整して音楽を整えていく作業です。
こちらはレコーディングと同じ日にすることもあれば、
後日になる場合もあります。
⑦マスタリング
⑥で完了→納品の場合もありますが、このあとにマスタリングという工程がはいり、
音をさらに商品として成り立つレベルまで整える場合もあります。
⑧データの納品
仕上がった音楽のデータをお送りします。
必要があれば、楽譜やスタジオの写真などもお送りいたします。
※細かくいえば、この他に著作権に扱いなどに関することなどもあるのですが、
そのあたりは②の打ち合わせの際にすべてお話します。
作曲家や音楽制作会社に見積もり依頼を出すときの、最初の連絡には以下の内容を盛り込めば十分です。
①挨拶
ここで、どこで相手を知ったのかを伝えてもいいと思います。
②見積依頼であることを伝える【必ず返信希望日も伝える】
メールの用件がなにであるかを最初に伝えます。
今回の用件【見積の依頼】ですので、そのことはもちろん伝えて、
同時に【返信希望日】も伝えてください。
返信がなかったときに、いつまで待てば良いのかがわからず、
次のアクションが取れなくなる場合があります。
【返信希望日】を書いておけば、そこまでに返事がなければ、
次の人に連絡をすることができます。
そこからもし遅れて返信が来た場合には、
【返信希望日】のことを伝えて、次の人に声をかけてしまった、
と伝えれば問題はありません。
③音楽の使用用途
映画のサントラなのか、自分のオリジナル曲なのか、
なんのための音楽なのかを伝えます。
④曲数・曲の尺
必要な曲数
曲ごとの時間
⑤音楽の方向性
もしジャンルが決まっていればそれを、
そこまで明確でないときには、
「明るいにぎやかな感じ」、とか
「ピアノ・ソロで静かな感じ」、とか
どんな言葉でもいいので、いまの段階で決まっていたり、考えていることを伝えてください。
⑥予算
もしおおまかにでも予算が決まっていたら、先に伝えた方が話が早いです。
決まっていなければ、見積を依頼するだけでOKです。
⑦スケジュール
最初のデモ音源がほしい日
最終納品データ送付がほしい日
などもし決まっているスケジュールがあればそちらを書いてください。
すくなくともいつ作曲家がいつ仕事をすることになるのか、
は大まかにでも伝えておいたほうがいいです。
⑧その他
極力情報が多いほうが、受け取った方も見積もりを出しやすいです。
一例を書いてみます。
はじめまして。※※と申します。
突然のメールで失礼します。
※※さまのことは※※の作品で知り、連絡をさせていただきました。
この度は、※※さんに作曲を依頼したいと思い、メールを送らせていただきました。
それにつきまして、依頼を受けていただく場合の条件(お見積りやスケジュールについて)を確認させていただきたく思っております。
以下の内容で相談をさせていただいた場合に、ご検討いただけるかどうか。
そして、もしご検討いただけるのであれば、おおまかでも結構ですので、
お見積りをいただくことは叶いますでしょうか。
・音楽の内容について
※※さまに作っていただきたい音楽は3ヶ月後に開催されるプロジェクションマッピングのイベントにて使用をする予定です。※※という会場で1000人規模のイベントになる予定です云々・・
曲数は全部で4曲ほどになりそうです。
2曲は15秒程度のジングル的なもので、残りの2曲は3分程度になる予定です。
音楽はロック的なものが2曲(4名ほどのバンド演奏をイメージしています)、
あとの2曲に関しては、まだイメージが固まっていませんが、しずかなアンビエントな雰囲気がいいかな、、といまは考えております。こちらはシンセサイザーやコンピュータでの制作を想定しております。
予算はまだ確定しておりませんので、上記の内容でいったんお見積りをいただくことは可能でしょうか。
(お見積り金額によっては実際にお願いができない可能性があります。ご了承ください。)
・スケジュール
※※年※月※日までに納品データをいただきたいと考えております。
上記の内容でご検討いただけましたら幸いです。
勝手にお送りしたメールで申し訳ありませんが、
来週の月曜日中までにご返信をいただけましたら幸いです。
なにとぞ、よろしくお願いいたします。
これはあくまでも一例ですが、こういった内容をベースにメールを書いてみると良いと思います。
作曲家や音楽制作会社への連絡はハードルが高いものですが、ここまで書いた内容を実践すれば、かなりの問題はクリアされると思います。
繰り返しになりますが、大事なのは事前のリサーチと見積もりの依頼、そして、
その見積もり依頼の際の相手からのメールや電話で雰囲気を掴み取ること。この3点。
をきちんと確認をしてください。
なによりも楽しく制作をすることが一番大事だと思います。
そのことを念頭に置きつつ、音楽家を探して、コンタクトを取ってみてください。
この記事が、みなさんにとって良い作品を作るきっかけになりましたら幸いです。
そして、もしわたしたちがお役に立てそうなら、
メールかコンタクトフォームからぜひご連絡ください。