雅楽の学校公演・芸術鑑賞教室とは?小中学生に日本の音を体験として届ける「みんなの雅楽」

2026.06.23
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雅楽の学校公演・芸術鑑賞教室とは?小中学生に日本の音を体験として届ける「みんなの雅楽」

 

学校の芸術鑑賞教室や音楽鑑賞会では、クラシック音楽、演劇、ミュージカル、和太鼓、伝統芸能など、さまざまなプログラムが実施されています。

その中で近年、改めて大切だと感じているのが、子どもたちが日本の伝統音楽を生で体験する機会です。

日本には、雅楽という千年以上続く音楽文化があります。

しかし、多くの子どもたちにとって雅楽は、教科書や映像の中で知るものであり、実際に生の音を聴いたり、楽器や舞楽、装束を間近で見たりする機会は決して多くありません。

「みんなの雅楽」は、そうした子どもたちに向けて、日本の音の世界を体験として届けるための学校公演・芸術鑑賞教室プログラムです。

小学校・中学校・高校での芸術鑑賞教室、自治体や教育委員会による文化事業、文化ホールの教育普及事業、親子向け文化プログラムなど、さまざまな形で実施することができます。

 

雅楽は、教科書だけでは伝わりにくい音楽

みんなの雅楽

雅楽は、日本に古くから伝わる音楽文化です。

笙、篳篥、龍笛といった管楽器、琵琶や箏などの絃楽器、鞨鼓、太鼓、鉦鼓などの打楽器によって演奏される雅楽には、西洋音楽とは大きく異なる音の感覚があります。

音程の揺らぎ、ゆったりとした時間の流れ、間の取り方、音の重なり方。

それらは、楽譜や音源だけではなかなか伝わりません。

特に子どもたちにとっては、「説明を聞いて理解する」よりも、目の前で音が鳴り、身体でその響きを受け取ることの方が、はるかに大きな体験になることがあります。

雅楽の音は、普段聴き慣れているポップスやクラシック、学校の音楽授業で触れる音楽とは違います。

だからこそ、子どもたちにとっては少し不思議で、少し遠くて、それでいて強く記憶に残る音楽体験になります。

 

芸術鑑賞教室としての雅楽

みんなの雅楽

 

学校公演や芸術鑑賞教室で雅楽を届ける意味は、単に「日本の伝統音楽を紹介する」ことだけではありません。

雅楽には、音楽、歴史、舞、装束、儀式文化、身体表現など、さまざまな要素が含まれています。

そのため、音楽の授業だけでなく、総合学習、探究学習、歴史学習、日本文化の学習にもつなげることができます。

たとえば、雅楽の楽器を知ることは、日本の音の歴史に触れることでもあります。

舞楽を見ることは、音楽と身体表現がどのように結びついているかを知ることでもあります。

装束や面を見ることは、儀式や宮廷文化、視覚表現への入口にもなります。

雅楽の学校公演は、単なる音楽鑑賞ではなく、子どもたちが日本文化を総合的に体験する時間になり得ます。

 

「みんなの雅楽」で行うこと

みんなの雅楽

 

「みんなの雅楽」では、第一線で活動する雅楽演奏家による本格的な演奏を中心に、子どもたちが参加しやすい体験型の構成を取り入れています。

主な内容は、以下のようなものです。

・雅楽器による生演奏
・笙、篳篥、龍笛などの楽器紹介
・琵琶、箏、打楽器などの紹介
・雅楽の旋律を声に出して歌う唱歌体験
・打楽器の動きを真似する体験
・舞楽「陵王」などの鑑賞
・舞楽装束や面の紹介
・対象学年に応じた参加型プログラム

子どもたちは、ただ客席で聴くだけではなく、声を出したり、身体を動かしたり、楽器や舞を間近で見たりしながら、雅楽の世界に触れていきます。

「正解を探して聴く」のではなく、まずは音をそのまま受け取ってみる。

自然の音を聴くように、雅楽の音を聴いてみる。

そうした入口をつくることで、専門的な知識がなくても、子どもたちが安心して音楽と出会える時間を目指しています。

 

子どもたちにとっての雅楽体験

みんなの雅楽

 

雅楽は、子どもたちにとって必ずしも「わかりやすい音楽」ではないかもしれません。

しかし、すべての音楽がすぐにわかりやすい必要はありません。

むしろ、すぐには言葉にできない音や、普段の生活では出会わない響きに触れることが、子どもたちの感性にとって大切な経験になることがあります。

「こんな音が日本にあったんだ」

「こんな楽器があるんだ」

「音楽には、こういう時間の流れ方もあるんだ」

そうした驚きは、すぐに何かの成果として見えるものではないかもしれません。

けれども、子どもたちがこれから多様な文化や表現に出会っていくうえで、一つの大切な入口になる可能性があります。

「みんなの雅楽」は、雅楽を好きになってもらうことだけを目的にしているわけではありません。

子どもたちが、自分の知らなかった音の世界に出会うこと。

その体験を通して、日本文化や音楽の多様性を身体で知ること。

それが、このプログラムで大切にしていることです。

 

那須町での実施事例

みんなの雅楽

 

2026年6月には、栃木県那須町文化センターにて、町内の小学校6校・中学校2校を対象に「みんなの雅楽」を実施しました。

小学生向けには約60分、中学生向けには約90分のプログラムとして構成し、雅楽の演奏、楽器紹介、唱歌体験、打楽器体験、舞楽鑑賞などを組み合わせて行いました。

唱歌体験では、子どもたちが実際に声を出して雅楽の旋律を歌いました。

打楽器体験では、演奏家の動きを真似しながら、会場全体で身体を使って参加する時間となりました。

また、生徒が舞台に上がって楽器に触れる場面では、大きな歓声や笑いも生まれました。

一方で、演奏が始まると会場は自然と静まり、多くの子どもたちが集中して耳を傾ける姿が見られました。

雅楽は難しいもの、退屈なものと思われがちです。

しかし実際には、導入の仕方やプログラムの構成によって、子どもたちはとても自然に雅楽の世界に入っていくことができます。

那須町での公演は、雅楽を「難しい伝統芸能」ではなく、「楽しく参加できる文化体験」として届ける可能性を確認する機会となりました。

 

小学校・中学校・文化ホールでの実施形式

みんなの雅楽

 

「みんなの雅楽」は、小学校、中学校、高校、自治体、教育委員会、文化ホールなど、さまざまな環境に合わせて実施できます。

小学生向けには、楽器紹介や唱歌体験、舞楽鑑賞を中心とした約60分の構成。

中学生・高校生向けには、より深い解説や楽器体験を含めた約90分程度の構成。

文化ホールでの複数校合同公演、自治体主催の文化事業、親子向けの日本文化体験プログラムとしても実施可能です。

対象学年、人数、会場規模、ご希望時期がまだ決まっていない段階でも、企画段階からご相談いただけます。

 

案内役・石田多朗について

「みんなの雅楽」では、作曲家・音楽プロデューサーの石田多朗が案内役を務めます。

石田多朗は、雅楽をはじめとする日本の伝統音楽と現代の音楽表現を横断して活動しており、ドラマ『SHOGUN』の音楽制作にも参加しています。
また、NHKをはじめとするメディアでの紹介や、京都芸術大学客員教授としての教育活動、ほぼ日刊イトイ新聞での雅楽講義などを通じて、日本文化や雅楽の魅力を広く伝える活動を行っています。

「みんなの雅楽」では、専門的な知識を一方的に伝えるのではなく、子どもたちが安心して音を受け取り、自分なりに楽しめる空気づくりを大切にしています。

 

雅楽の学校公演・芸術鑑賞教室をご検討の方へ

みんなの雅楽

 

学校の芸術鑑賞教室や自治体の文化事業では、子どもたちに何を届けるべきか、毎年悩まれることも多いと思います。

ただ楽しいだけではなく、学びにつながるもの。

けれども、難しすぎず、子どもたちが身体で受け取れるもの。

日本文化に触れながら、音楽や表現の多様性を感じられるもの。

雅楽は、そのような芸術鑑賞教室の選択肢の一つになり得ます。

「みんなの雅楽」は、雅楽を専門的な知識として教えるのではなく、生の音、身体、舞、装束、空間を通して、子どもたちに日本の音の世界を届けるプログラムです。

学校公演、芸術鑑賞教室、自治体文化事業、文化ホール主催事業、教育普及事業などでの実施をご検討の方は、下記のページより詳細をご覧ください。

 

「みんなの雅楽」公式ページ

 

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株式会社Drifter みんなの雅楽係

メール mail@drftr.co.jp